文化芸術と障害福祉の関わりを考える報告会

326日(月)障害者スポーツ文化センター横浜ラポールにて、『障害者福祉と文化芸術の関わりを考える報告会』を行いました。

今回の報告会では、障害者サービス事業所まどか工房の職員・浦郷大佑さんと、音楽ユニット・即興からめーる団の赤羽美希さんと正木恵子さん、特定非営利活動法人スローレーベルの塚原沙和さんをゲストにお招きし、『地域における障害者の文化芸術体験活動支援事業』活動報告と、ワークショップ実施事業のひとつである、まどか工房と即興からめーる団の音楽の取組についてご紹介しました。また塚原さんより、スローレーベルの、厚生労働省『平成29年度障害者芸術文化活動普及支援事業』のご紹介も行っていただきました。

 

まずは、会場となった横浜ラポールの和田剛さんにラポールについてご紹介いただきました。

続いて、STスポット横浜の田中による事業紹介のなかで、まどか工房で実施したワークショップについての話になります。

即興からめーる団のみなさんからは、施設職員のみなさんと一丸となって実施ができたことがよかったとの意見があがり、受け入れる側の浦郷さんは、音楽ワークショップによって、利用者のみなさんの普段の様子からは予想もしない良い反応があった、と話されます。

次に、塚原さんから事業のご紹介がありました。事業を実施されるなかで、文化芸術活動をやりたい福祉施設と、興味のある文化芸術団体などを繋ぐ存在、また両者が出会うことのできる場所の必要性を感じるとの話が出ました。近隣の文化施設などが両者を繋ぐハブになる可能性や期待がうかがえました。

 

会場からは、福祉施設で行われるワークショップの芸術性をどう考えるかという質問があがり、批評の足りなさ、重要性について話が及びます。

 

 

障害福祉と文化芸術がどう手を取り合っていけるのか、継続的に考える場がまだまだ必要だと感じた夜でした。
(弓井)